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私と旦那と相方そして愛犬ラケのヲタクな日常です。
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祝☆MEIKO

Happy Birthday !!

な、なんとか間に合った!!
生誕祭に間に合ったよ!!
今からおめかしして、列車に乗り込まなきゃvvv
では、ニコニコに出発しま~すvvv




つづきから誕生日小噺です。
※めーちゃんの亜種が出てきますので嫌いな方はスルーでお願いします※



【I'm blessed to have you in my life】


「お兄ちゃん!早くしないとおねーちゃん帰ってきちゃうよ!!」

「レン君、もうちょっと右」

「ハイハイ」

「もう時間な……リンちゃん!!つまみ食いしない!」

「いっこだけぇ~」

「カイトさん、今度は左側が変です」

「え!困ったな」

「どけよバカイト」

「ルカおねーちゃん、コレ美味しいよ♪」

「だからリンちゃん!つまみ食いしちゃダメ!!」

いつもと同じ様に帰宅した矢先、居間から聞こえてくるこの騒音。
何となく予想はつくけど……。
大体、朝からみんな、バレバレなぐらいソワソワしていたから。
ま、気付かない振りするのも大人の嗜みよね。

「困ったわね」

ふうっと息をつき、靴も脱がずに玄関でどうしたものかと考えた。
このまま待ってるのも気まずいし、そう思った時に鞄の中のケータイが震えた。
多分アイツからだ。
そうっと静かに扉を開き外に出る。
気付かれなかったみたいで一安心。
鞄の中で震え続けるケータイを取りだして、着信を見ればやっぱりアイツからだ。

「ハイ、お待たせ」
「遅いんだよ!早く出ろ!!」

耳元でキャンキャンと……
まったく、私相手には遠慮が無い。

「悪かったわね。で、今どの辺にいるの?」
「駅、タクシーで五分ぐらいだろ?」
「そうね。って、そのぐらい歩いてきなさいよ」
「イヤだ」
「……はぁ、ま、いいわ。うちの少し手前で降りてね」
「何でだよ?」
「準備中だから」
「ナルホド」

また後でと言って会話は終了し、鞄にケータイを戻す。
アイツを待つために少しだけ歩く。
今頃みんなは、最後の仕上げに大忙しかな?
ふふっと思わず笑みが零れた。
思えばこの1ヵ月の間、みんなが私の為に頑張っていた。
ミクはお酒に合いそうな料理と、ケーキをこっそり練習していたし、
リンとレンは普段はやらないマスターのお手伝いをして、お小遣いを貯めていた。
それから、自分達の部屋で誕生日のあの歌を練習していた。
ルカは笑顔で胸を揉んできた……。アレは何だったのか未だに解らない。
サイズがどうとかブツブツ言ってたけど。
カイトは、毎日、帰宅が遅くて……
少し、ぼーっとして空を見上げた時、キーっと音がしてタクシーが停まった。

「ヨッ!」
「あ、早かったわね」
「だから、五分ぐらいだって言ったろ?」
「そうね……」
「ナンダよ。せっかくの誕生日だろ?そんな顔してっと、ブスになんぞ?」
「うるさい!」
「怖ぇ~!」

軽く拳を振り上げてみれば大げさな素振りで怖いと頭を抱えてみせる。
ポカっと軽く一発。

「んで、どした?」
「別に。ただ……」
「ただ?」
「あのバカが、お祝いしてくれるかなって……」

ボソボソと呟いたら盛大な溜息が聞こえた。

「ナンダ、そんな事かよ」
「な!なによ!!」
「んなの、心配する事ナイだろ~が」
「だ、だって!最近、帰り遅かったし。ミクとコソコソ話してたり、ルカと一緒に出掛けたり」
「あ~、ヤキモチぃ?」
「ちっ!!!違うっ!!!」
「ま、ど~せお前のプレゼントの相談と、買出しに付き合ってもらったとか、そんなんだろ」
「……」
「そんなに妬けるなら、アタシ以外の女とイチャイチャしないでぇ~んって言ってみればぁ?」
「言えるかバカッ!!!!!」

ゲラゲラ笑いながら先にアイツが歩き出す。

「今日ぐらい素直になってみぃ~れば?お姉さま?」

素直……ね。
上機嫌な様子で歩くその後姿に、声を掛けた。

「メイト!」
「ん~?」

夕陽が眩しくて顔が直視できないけど、いつも言えない言葉を真っ直ぐに伝えた。

「アンタが居てくれて良かった」
「……」
「色んなこと言われるけど、私はアンタが、メイトが居てくれて嬉しい」

上手く言葉に出来てるかな?
冗談やキツイ言葉ばっかりで、普段はこんな事、言えない。

「俺もだよ」

下を向きかけたその時、メイトの声が聞こえた。

「最初は、色々思ったけど……アンタが、メイコが居てくれたから、俺がいる」

眩しくて見えない顔。
でも、笑ってると思う。
不意にぽろっと涙が零れた。

「俺たちは2人とも必要とされてる。それでイイだろ」

不安だった気持ちがその一言で、ふわりと軽くなった。
ズカズカと歩いてきて、メイトが私をギュッと抱きしめた。
私より背が大きいなんて生意気だ。

「……ありがと」

少しだけ背中に手を回して、胸に顔を埋めた。

「俺はさ、アンタの困ってる顔、ケッコウ好きなんだ」
「ん?」

何だかやけにギュウギュウと抱きしめてない?
結構、苦しいんだけど。

「ちょ、メイト?はなし」
「そんな訳だから、可愛いイタズラだと思ってね、お姉さま♪」


パッと私を離したかと思えば、温かい唇が頬に押しつけられた。
まぁ、これぐらい別に良いんだけど。

「めーちゃんの浮気者~~~!!!」

え?っと思ってメイトを横に押しやれば、カイトが泣きながら走り去って行くところだった。

「ちょっと!嘘!誤解!!!」

ドップラー効果で未だに浮気者~!が響き渡る。
横目に見やればメイトが腹を抱えてゲラゲラ笑っている。

「覚えて為さいよ!」
「ハイハイ。未来のお兄様にヨロシクな」

まったく、せっかくの誕生日に追いかけっこする羽目になるなんてね。
でも、こんな日ぐらい素直になってみよう。
捕まえて思い知らせてやる!

走り出した私をメイトの声が呼び止めた。

「メイコ!」
「なに?」

くるっと振り返った私に
メイトは夕陽を背負った鮮やかな笑顔でこう言った。

「愛してるぜ!」
「私も!」

そう叫び返して笑顔になると私はカイトを追いかけた。



駄文ですがめーちゃんを祝う気持ちはテンコ盛り!!
メイトも大好きなので!
あ!咲音さんも大好きだよ!!!!
 

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